toysおもちゃ・あそびの紹介

ごっこあそび6

2025年01月01日

物事の本質を知り概念化する

ごっこ遊びをするとき、子どもは周りの物を現実の何かに見立てます。お手玉とフェルトでお寿司を作ったり、紙をクルクルと細長く巻いてポテトを作ったりします。これは実際の物の形を抽象化して表現したものです。また、例えばお医者さんごっこのお医者さん役の子どもは、病気のお人形に、真剣な表情で聴診器を当てお腹をおさえ、熱を測り、問診もしながら総合的に判断します。その姿からは単なる表面上の模倣ではなく、お医者さんという職業の本質が感じられます。ごっこ遊びでは、物事を見立て抽象化することで、複雑な社会の本質が見えてくるという側面があります。(役割あそび)