toysおもちゃ・あそびの紹介

すべり台&ブランコ

2021年06月22日

屋外遊具で体を動かす

人は普段、様々な「感覚」に囲まれています。感覚には一般的によく聞く「五感」(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の他にも、「固有受容覚」と「前庭感覚」という感覚が存在します。脳は次々と入ってくるこれらの感覚を統合(整理・分類)し、無意識に自分の身体をコントロールしています。「前庭感覚」は、加速、回転、傾き、高さ、重力などに対して身体のバランスを保つために大切です。例えば、動きながら物を見続けることができるのも、前庭感覚によるものです。子どもたちが遊んでいるときにボールを目で追いかけながら走ったり、教科書を読みながら音読したりすることにも関係しています。一方で、前庭感覚がまだ未発達の状態だと、トランポリンでジャンプしたときにうまく着地できなかったり、ブランコなどで身体が大きく揺れたりすることを極端に嫌がったりします。(その他の遊び)

あゆみ園のすべり台は、2階(屋上)から滑り降ります。長い階段をのぼってたどりつく「てっぺん」は、景色もまるで違う特別な場所。そこは達成感を経験する場なのです。そして、何よりも楽しいのはスピードを感じること。ちょっとしたスリルとともに楽しいと感じることで、脳の発達も促進されます。大きいすべり台を初めて滑った時の達成感は、普通のすべり台では実感できないでしょう。高いところが苦手な子には、小さなすべり台も用意されています。

  

あゆみ園のブランコは、バードネスト・スイングといって、天然木そのままのフォルムが特徴的です。「バードネスト=鳥の巣」の名の通り、子どもを包み込むような座面は複数の子どもが同時に乗れ、前庭感覚を友達と共有しながら楽しめます。大人が乗っても大丈夫、親子でも楽しめます。