ごっこ遊び1
2021年05月20日
愛情の体験の確認
一口にごっこ遊びといってもその捉え方は様々で幅広く、1歳頃にはじまる簡単な模倣遊びから幼児期のお友達との共同遊びまで、子どもたちの中心にある遊びです。
お世話ごっこで、子どもたちはお人形のおむつをやさしく取り替え、ご飯を食べさせ、お風呂に入れたり…。お人形が病気になる設定では、看病する子どもたちの仕草や言葉遣いが、優しく、思いやりにあふれています。子どもたちは何かを学ぶとき、自分でやってみて体得します。ですから、身近な大人にしてもらったことを今度は自分が再現してみることで、その体験を確かなものとして自分の中に取り込んでいくのです。ごっこ遊びを通して幼児期に愛情の体験を再現することは、自己肯定感や基本的信頼感の確認ともいえるでしょう。(役割遊び)
お人形さんにキツく当たっている姿が見られたら、それは…。「子は○○を映す鏡」。我々、保育者も襟を正したいと思います。