toysおもちゃ・あそびの紹介

小さな大工さん

2022年02月16日

たいていの子どもは、一度でとりこになってしまいます

様々な形をした色のついた(ブナ材)を、木のハンマーと釘を使ってコルクの板に打ち付けていく遊びです。丸や三角の抽象的なものを組み合わせ、具体的なものを作り出してゆく将来の学習にもつながる能力を育てます。そして集中して遊びこむ体験が、子どもの主体性を育みます。

遊び始めはハンマーをなかなか上手に打つことができません。しかし、やがて狙いが定まりやすいようにハンマーを短く持つようになります。そして、遊びに慣れて狙ったところを打てるようになると、今度は効率よく力が入るようにハンマーを長く使うようになります。子どもは試行錯誤を重ねて、自分の能力に合った道具の使い方を獲得し、かつ進化させていくのです。遊びは大人が「指導」などしなくても、子どもが自分で発見することができ、これが遊びの魅力です。遊びの中で道具を使う力は、お箸やスプーンなど、日常生活の力として活用されます。(操作・練習あそび)(描画・工作)(構成あそび)